IT アーキテクトへの道 其の四

2009/10/19
★★
筆者の思惑とは異なり、第 4 回目で、試験結果の発表となってしまった。
学習のプロセスを段階的に記事にしようと考えていたが、その余裕も無く、10/18 に試験が実施された。

結果は、.........もちろん、合格は無いでしょうという感触だ。

当然、これは筆者の怠慢以外の何物によるものでないが、多少の言い訳もある。
それは、学習のゴールが見えなかったからだ。
参考書を購入したもののどれ位のレベルで理解すれば試験をパスできるかが疑問となった。もちろん、試験のためだけの勉強はしたくないため実務に活かせるレベルまで理解すべきと考えていたが、実際に勉強をしてみると、非常に広範囲の知識が必要となる。特に午前試験のスコープは異常なほど広い。筆者は、この午前試験のすべての範囲を実務にいかせるレベルまで理解しようとし、破綻をしてしまった。過去問題を参照し理解のレベルをはかり、そのレベル内で学習すればよかったのだが、どうも何か自分の中のつまらない意地が過去問題を遠ざけてしまった。


しかし、実際に試験を受けて思ったのだが、午前試験は、IT リテラシーをはかるため、つまり、広く浅くの知識をはかるためのものだと考えた。また、学生の頃のセンター試験が思い出され、午前の試験は、足きりのための試験だとも考えた。色々な解釈はあるが、どちらにしろ、試験を受けて得た答えは、わりきりも必要なんだという考えに至った。また、これも過去問題を参照すれば良かっただけなのだが、こんなに参考書に掲載されているのと同じ問題が多々出題されたことに驚いた。筆者が利用した参考書は以下のもの。私見だが、非常に理解しやすく良書である。




結局、来年の午前試験対策としては、言い方は良く無いが、広く浅く知識を吸収し、試験に臨もうと考えている。そして、「システム アーキテクト」資格を国から得るまでは、甘んじて、「自称アーキテクト」の肩書きを受けよう。
午後試験の考察については、また、別の機会に言及することにする。